DAILY MARKET BRIEFING
NVIDIA決算を前に半導体株反発、米PCE・GDP待ち|8月26日の市場材料
2026年8月26日(水)
今日の結論
26日の焦点は、NVIDIA決算を前にAI・半導体株が持ち直す一方、金利と原油の低下が株式の支えになっている構図だ。25日の米国株は主要3指数が上昇し、NASDAQ総合が最も強かった。日本でも日経平均は0.50%高となった。
ただし、米PCEと4〜6月期GDP第2次推計の公表を控え、インフレと成長率が再び金利を動かす可能性がある。AI需要の強さとマクロの資本コストを分けて確認したい。
市場スナップショット
| 対象 | 確認できた値・変化 | 読み方 |
|---|---|---|
| S&P500(8月25日) | +0.32% | テック反発で上昇 |
| NASDAQ総合(8月25日) | +0.66% | AI・半導体が主導 |
| 日経平均(8月25日) | 65,856.43(+0.50%) | 米テック反発を好感 |
| 米10年債利回り(8月25日) | 4.625% | 原油安と買い戻しで低下 |
| ブレント原油(8月25日) | 88.58ドル(-3.89%) | 供給懸念が後退 |
1.米テック株が反発――NVIDIA決算前に半導体指数も上昇
25日の米国市場ではダウ平均が0.30%、S&P500が0.32%、NASDAQ総合が0.66%上昇した。ReutersによるとNVIDIAは2.2%高、AMDは4.9%高となり、半導体指数も1.4%上昇した。
株価・市場への影響
決算前の買い戻しは日本の半導体・製造装置株にも追い風になり得るが、期待値が高い分だけ決算後の値幅も大きくなりやすい。
次の注目点
- NVIDIAのデータセンター売上
- 粗利益率と次四半期ガイダンス
- SOX指数の決算後反応
2.日経平均は65,856.43――AI関連株への資金回帰
25日の日経平均は328.34円高の65,856.43で終了した。米テック株の反発と米長期金利の低下が、日本の高PER半導体株の安心材料になった。
株価・市場への影響
指数上昇が半導体だけに集中する場合は値動きが不安定になりやすい。銀行・資源・内需まで買いが広がるかが相場の厚みを測る材料となる。
次の注目点
- 66,000円台への再接近
- アドバンテストなどNVIDIA関連株
- ドル円159円前後の推移
3.米長期金利が低下――10年債4.625%
米10年債利回りは25日に4.625%へ低下した。原油安に加え、米財務省による長期債買い戻し拡大が需給面の支えとなった。
株価・市場への影響
長期金利低下はAI・グロース株のバリュエーションを支えやすい一方、金融株には利ざや期待の低下要因となり得る。
次の注目点
- PCE後の10年債利回り
- 30年債の需給
- 高PER株と金利の逆相関
4.原油は88.58ドル――ホルムズ懸念がいったん後退
ブレント原油は25日に3.89%安の88.58ドル。米国の対イラン制裁が想定ほど即時的な供給減につながらないとの見方や、オマーンを介したホルムズ海峡協議への期待が価格を押し下げた。
株価・市場への影響
原油安はインフレ懸念と輸送コストを和らげるため株式全体にはプラスだが、資源株には逆風となる。
次の注目点
- ホルムズ海峡の実際の通航量
- 90ドル台回復の有無
- エネルギー価格のPCEへの波及
5.米PCE・GDP第2次推計を待つ――金利再上昇リスクを点検
米BEAは26日8:30(米東部時間)に7月Personal Income and Outlaysと4〜6月期GDP第2次推計を公表する。株式市場はNVIDIA決算だけでなく、インフレと成長率がFRBの次の一手をどう変えるかを注視している。
株価・市場への影響
インフレ上振れなら金利上昇を通じてAI・高PER株の上値を抑えやすい。逆に鈍化なら決算の強さが株価に反映されやすくなる。
次の注目点
- 総合・コアPCE
- 実質GDP成長率
- FRBの9月会合への織り込み
これは投資助言ではなく、2026年8月26日時点の公開情報に基づく市場概況の整理です。掲載した数値・見通しは将来の市場動向や投資成果を保証するものではありません。投資判断は、ご自身の目的、資金状況、リスク許容度を踏まえて行ってください。